
なぜ 糖尿病になるのか
2006年05月01日
車を動かすのにガソリンが必要なように、私たちが体を動かしたり、考え事をするためにはエネルギーが必要です。そのエネルギーのもとになるのが、ブドウ糖です。
ブドウ糖は、米、パン、めん類、イモ類(サツマイモ、カボチャ、レンコン、ジャガイモ等)、果物、菓子に多く含まれています。これらの食品を食べると、食物は胃腸で消化・吸収され、すい臓から出されるインスリンの働きで、筋肉などの細胞に取り込まれてエネルギー源となります。インスリンというホルモンは、ブドウ糖が細胞の中に入るために必要な切符の役割を果たすのです。
この時、インスリンを十分に作ることができなかったり、インスリンの出るタイミングが遅れる(インスリン分泌障害)と糖尿病になります。
食事を摂ったとき、インスリンという切符がうまく出てくれないために、細胞の中に入れなかったブドウ糖が血液中にだぶついてきて、血糖(血液の中のブドウ糖)が高くなるのです。
また、肥満や、運動不足が原因でインスリンの効きが悪くなる(インスリン抵抗性)のも糖尿病の原因です。ストレスや感染症のときは、インスリンとは反対の働きをするホルモンが増えるために、普段より余計にインスリンが必要で、血糖が上がる原因になります。
インスリン分泌障害や、インスリン抵抗性をひき起こし易い体質は遺伝すると考えられています。
しかし、糖尿病の遺伝子は今わかっているだけでもいくつもあり、「親が糖尿病だから、その子供はみんな糖尿病になる」と言うような単純なものではありません。
ただ、身内に糖尿病の人があったら、引き金を引かないように気をつけましょう。引き金?そうです。食べ過ぎ、呑み過ぎ、運動不足、肥満などが、糖尿病になる引き金として働くのです。
つづく・・・