糖尿病とは、血糖値(血液中のブドウ糖値)が異常に高くなる病気です。通常はすい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を正常な範囲に下げるのですが、インスリンが充分に分泌されないと血糖値が下がらず糖尿病になります。自覚症状はほとんどなく、そのまま放置しておくと合併症を引き起こし、神経や眼、腎臓や動脈に大きなダメージを与えてしまいます。
血糖値を高くする原因は、生活そのものにあるといっても過言ではありません。高カロリーの食事、運動不足、飲酒・・・皆さんも思い当たるフシがありませんか? しかも最近の研究で、日本人は欧米人よりすい臓の機能が弱く、糖尿病になりやすいことがわかっています。事実、我が国の糖尿病患者数は増加する一方で、2002年の厚労省調査では成人の6人に1人が患者、もしくはその予備軍という結果がでているのです。
医師:吉田眞子
糖尿病に、いわゆる完治はありません。しかし、早い時期から生活習慣を変えると投薬の必要もなく、自分で病状をコントロールできるようになります。合併症の心配もそれだけ低くなります。そのため糖尿病外来では、治療はもとより、生活を変えるための指導にも力を入れています。
「食餌療法がどうしても守れない人」の生活を変えるにはどうすればいいのか、といった一歩踏み込んだところから指導をスタートすることもあります。食餌療法を守れない事情は一人ひとりちがうはずです。私たちは一人ひとりの患者さんとお話しをするなかで、その原因や理由を解きほぐしていく、いわば「コンサルタント」の役割も果たしているのです。
糖尿病外来ではより質の高い治療や指導をお届けするために、医師(糖尿病専門医、内科専門医)と「糖尿病療養指導士」の資格を持つ看護師のほか、栄養士、理学療法士などのスタッフが、チームを組んで対応します。治療や指導を行う際には栄養士が同席し、ご質問やご相談にその場でお応えできるようにもしています。
先にもいいましたが、糖尿病は早い時期からケアすることが何よりも大切であり、早期発見のためには検診を受けることがいちばんの方法です。それでもし、糖尿病外来にお越しになられるようになったら、私たちがじっくりとお付き合いします。
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木曜日 午前9時から12時(予約制)