薬局では常に、一人ひとりの患者さまと「フェイス・トゥ・フェイス」で接するよう心がけています。なぜなら、薬の種類は症状によって千差万別であり、服用する時間帯もさまざまだからです。たとえば糖尿病の患者さまには血糖値を下げるための薬をお渡ししますが、これらの中には食前に飲まなければ効果がでないものもあります。また、合併症のある患者さまは飲む薬の種類もそれだけ多くなります。
そこで私たちは、患者さまがどの薬を、いつ、どのように飲めばいいのかをすぐにおわかりいただけるよう、薬の種類や服用方法、薬効などをプリントに記してお渡しし、その内容を口頭でお伝えしています。そして、次回お越しになられたときには患者さまの病状などを踏まえたうえで、「その間いかがでしたか」とお伺いするよう努めています。
このような細やかな対応ができるのは、西京病院が院内処方に取り組み続けているからです。病院外の薬局が調剤を行う院外処方と異なり、院内処方の場合は薬局のスタッフも、医師や看護師と同じように患者さまのデータを共有することができます。ゆえに病状などを常に把握でき、一人ひとりの方に向き合った服薬指導を行うことができるのです。
もちろん、薬についての知識を深めるための取り組みにも怠りありません。薬局には450種類もの薬があるのですが、そのうち30種類ほどが毎年入れ替わります。新たな薬の効能や副作用などを知るために、製薬会社の職員を招き、看護師といっしょに勉強会を開いたりしています。患者さまに、より行き届いたサービスをご提供すべく、将来的には訪問看護に付き添い服薬指導を行うことも考えています。
最後になりましたが、私たちの願いは患者さまに1日も早くよくなっていただくことです。お渡しする薬の種類や量が少なくなると、私たちも嬉しくなるものです。そのためにも、もっとわかりやすく、飲みやすいアドバイスをしていかなければならないなと日々、思索と反省を繰り返しています。
私たちは医師の書いた処方せん上の薬の量・使い方・飲み合わせなどを検討(処方監査)して確認を行います。その際、疑問な点があれば医師に確認します。次に処方内容に基づき薬を入れる袋を作ります(薬袋作成)。調剤担当の薬剤師が再度処方せんの内容を確認しながら、錠剤、水薬、粉薬を調整します。
当院では、注射薬も調剤師が毎日患者さま毎に調剤しております。患者さまの症状に合わせて、薬の量・使い方・配合など、飲み薬と同じようにチェックし、適正な薬物治療を心がけています。
入院中の薬の使用記録、カルテ、看護記録、検査値などから症状を把握して患者さまのところにお伺いし、薬の使用方法や効き目などの説明、副作用の有無など確認を行います。そして、ご使用の薬を、症状・検査値および患者さまの話をもとに薬剤師の立場から分析評価して、医師・看護師と相談を行い、よりよい薬物療法を進めていく役割を担っております。
糖尿病外来
多種多様のインスリン製剤があります。
 
 
がん化学療法外来
消化器がんを中心に最新の抗がん剤療法を行っています。